宝塚の月組トップスターの珠城りょうさん。
2021年7月に退団されます。
宝塚で活動を始めて13年と長い年月の間、ファンを楽しませてくれた珠城りょうさん。
この記事では、どんな作品に出演していたのかと、一部ですが観劇の感想などをまとめました!
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観劇の感想まとめ
目次
珠城りょうの出演作品
94期生の珠城りょうさんの初舞台は2008年でした。
組み替えはなく、最初から最後まで月組です。
2008年3月
『ME AND MY GIRL』で初舞台
『夢の浮橋』『Apasionado!!(アパショナード)』
2009年
『二人の貴公子』(バウホール)
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 – 新人公演:ジュラ(本役:光月るう)
『ラストプレイ-祈りのように-』 – 新人公演:ムーア(本役:霧矢大夢)
『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
2010年
『HAMLET!!』(バウホール・日本青年館) – レアティーズ
『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 – ハル
新人公演:パーシー・ブレイクニー(本役:霧矢大夢) 新人公演初主演
『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 – ヒスニ
新人公演:ジュパン(本役:汝鳥伶)
『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』
『STUDIO 54(スタジオ フィフティフォー)』(シアタードラマシティ・日本青年館) – ダグラス・マーチン
2011年
『バラの国の王子』 – ハチドリ
新人公演:家臣(虎)(本役:明日海りお)
『ONE-私が愛したものは…-』
『アルジェの男』 – アルマン
新人公演:アンリ・クローデル(本役:明日海りお)
『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
『アリスの恋人-Alice in Underground Wonderland-』(バウホール・日本青年館) – マーチ・ラビット
2012年
『エドワード8世-王冠を賭けた恋-』 – スチュワート・メンジース
新人公演:デイヴィッド・ウィンザー(本役:霧矢大夢)
『Misty Station-霧の終着駅-』 新人公演主演
『ロミオとジュリエット』 – 死、新人公演:ロミオ(本役:龍真咲・明日海りお) 新人公演主演
『春の雪』(バウホール・日本青年館) – 本多繁邦
2013年
『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 – ジェローデル、アルマン
新人公演:アラン(本役:星条海斗)
『月雲の皇子-衣通姫伝説より-』(バウホール) – 木梨軽皇子 バウ初主演
『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 – ジョゼファン
新人公演:アルセーヌ・ラウール・ルパン(本役:龍真咲)
『Fantastic Energy!』 新人公演主演
『JIN-仁-』 – 千吉『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
『月雲の皇子-衣通姫伝説より-』(天王洲 銀河劇場) – 木梨軽皇子 主演
2014年
『New Wave!-月-』(バウホール) メインキャスト
『宝塚をどり』
『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 – カール六等航海士、マドロス、
新人公演:サイモン(本役:沙央くらま)
『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 花の紳士A、黒の王子、月下美人A、詩人
新人公演:花詩集の紳士、花の紳士S、トップスター男、踊る
紳士S、銀の花の男(本役:龍真咲) 新人公演主演
『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 – ナイジェル
『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座)
『PUCK』 – ボビー
新人公演:サー・エドワード・グレイヴィル(本役:飛鳥裕)
『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
2015年
『Bandito)-義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(バウホール・日本青年館)
サルヴァトーレ・ジュリアーノ 東上初主演
『1789-バスティーユの恋人たち-』 – マクシミリアン・ロベスピエール
『DRAGON NIGHT!!』(シアタードラマシティ・文京シビックホール)
『舞音-MANON-』 – ファン・チ・クオン
『GOLDEN JAZZ』
2016年
『激情-ホセとカルメン-』 – ドン・ホセ
『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー初主演)
『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 – ロルテス
『Forever LOVE!!』
『アーサー王伝説』 アーサー トップお披露目公演
2017年
『グランドホテル』 – フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵
『カルーセル輪舞曲』
大劇場トップお披露目公演
『長崎しぐれ坂』 – 卯之助、鳶頭
『カルーセル輪舞曲』(博多座)
『All for One〜ダルタニアンと太陽王〜』 – ダルタニアン
『鳳凰伝-カラフとトゥーランドット-』 – カラフ
『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー)
2018年
『カンパニー-努力、情熱、そして仲間たち-』
青柳誠二役
『BADDY-悪党は月からやって来る-』
バッディ役
『雨に唄えば』
ドン・ロックウッド役
『エリザベート-愛と死の輪舞』
トート役
2019年
『ON THE TOWN』-
ゲイビー役
『夢現無双-吉川英治原作「宮本武蔵」より-』
宮本武蔵役
『クルンテープ 天使の都』
『ON THE TOWN』
ゲイビー役
『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』
ジョージ・エードラー役
2020年
『赤と黒-原作 スタンダール-』
ジュリアン・ソレル役
『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』(予定)
『ピガール狂騒曲』
ジャック、ヴィクトール役(予定)
『幽霊刑事〜サヨナラする、その前に〜』
バウ主演(予定)
2020年11〜2021年2月
『桜嵐記(おうらんき)』
『Dream Chaser』 退団公演(予定)
珠城りょうさんは13年間も宝塚で活躍されていたので、出演した作品数が多いですね!
トップスターになる前の2013年と2014年に舞台数が多い!
すごい体力だなぁ、って思いました。
珠城りょうの舞台の感想
珠城りょうさんの舞台は大体見ているので、本当なら観劇した舞台すべての感想を書きたいところですが・・・。
超大作になってしまいそうなので3作に絞って感想を述べさせていただきます♪
BADDY-悪党は月からやって来る-(2018年)
・宝塚大劇場公演
2018年2月9日~ 3月12日
・東京宝塚劇場公演
2018年3月30日~ 5月6日
オリジナル脚本に定評のある上田久美子先生の初のショー作品。物語性のある斬新なショー作品でした!
宝塚のショーという固定概念を壊していると見せかけて、実は「宝塚らしさ」を活かしているのがこのショーの面白さだと思います。
そして上田久美子先生らしさでもあるのではないでしょうか。
なんといっても楽曲も素晴らしい!
主題歌はもちろん中詰めの「カオスパラダイス」や娘役だけのロケットナンバー「怒りのロケット」など一度聴いたら忘れないであろう曲が満載でした!
そして物語の中で登場人物達がそれぞれドラマティックな展開になっていくので、何度も観たくなる作品と言えます。
かなり中毒性のある作品です!今でも定期的に観たくなります。
「正義のヒーロー」のイメージがある珠城りょうさんが、あえて悪党を演じることでどこか憎めない魅力を持つバッディというキャラクターが成立したのではないでしょうか。
愛希れいかさん演じるグッディ捜査官はじめ、他のキャラクターもそれぞれハマリ役でした!
それゆえに奇抜なのに親しみのある不思議な世界観がこの作品が多くの人を惹き付ける理由なんじゃないかな、と思います。
また、ショー作品でここまで社会風刺が効いている作品も珍しく、「ピースフル」な世界を描く宝塚という場所であるからこそ、成り立つ設定だなぁと思いました。
ショーとして気軽に楽しめて、また深い考察をしても楽しめる、そんな作品だと思います!
エリザベート-愛と死の輪舞-(2018年)
・宝塚劇場公演
2018年8月24日~ 10月1日
・東京宝塚劇場公演
2018年10月19日~ 11月18日
【個人的な見どころポイント】
この舞台の見どころは、何といっても珠城りょうさんと愛希れいかさん率いる月組がどう挑むかという点ではないでしょうか。
宝塚でも幾度となく再演され、世界的人気のミュージカルの「エリザベート」は、多くのタカラジェンヌの方が憧れる作品であると言えます。
そのためタイトルロールを集大成に決めた愛希れいかさんがエリザベートという大役をどう演じるのか。
また難曲揃いの作品なため組全体の歌唱力が試される作品とも言えます。
月組の団結力を感じられる作品です。
他の作品と違い、エリザベートを観るときはどうしても過去の公演と比較してしまいます。自分の中に各登場人物の像があり、それに当てはまっているかどうかで観てしまうんですよね。
あまり良くは無いと思ってはいるんですが・・・。
これが再演物の難しさであるなぁ、と月組公演を観ていて感じました。
黄泉の帝王トートを演じた珠城りょうさんは、正直本来の持ち味ではないと感じました。
どうしても珠城りょうさんは「陽」の魅力を持っていると思うので、死神として見られなかったのがもったいなかったです。
ですが、エリザベートを一途に思い続け、見守るところは珠城りょうさんの魅力である包容力が感じられ、とても説得力がありました。
また、エリザベートを演じた愛希れいかさんは、晩年の演技になるにつれてその実力が発揮されていたと思います。
愛希れいかさんも「陽」の魅力が強い方なので、どんな逆境も自分の力で解決出来てしまいそうなエリザベートに見えてしまった部分がありました。
しかしその強さが逆に持ち味となり、晩年にかけての演技に迫力があったのがとぅても良かったです!
さすが「芝居の月組」といわれているだけあり、全体的にとても重厚感のあるエリザベートであったなぁと思います。
クルンテープ 天使の都
・宝塚大劇場公演
2019年3月15日~ 4月15日
・東京宝塚劇場公演
2019年5月3日~ 6月9日
月組新トップコンビ珠城りょうさん・美園さくらさんの大劇場お披露目公演でした。また同時に、2番手男役スター美弥るりかさんの卒業公演でもあり、お披露目らしさと卒業公演としての見せ場を両方兼ね備えていましたね。
さらにタイらしさを存分に活かし場面を華やかに彩った豪華なレビュー作品です!
主題歌は一度聴いたら思わず口ずさんでしまうほどで、そのキャッチーなフレーズも魅力のひとつだと思います。
場面で言うと、特にトップコンビのデュエットダンス、そして群舞の前に銀橋でソロを歌う美弥るりかさんの場面は必見です!
タイをテーマにしたショーということで、発表された当初は斬新さが目立っていました。実際に観てみると演出の藤井大介先生の持ち味が活かされているな、と感じます。
良い意味で「宝塚的なオリエンタルレビュー」になっていたのではないでしょうか。
私は娘役さんが銀橋にずらっと並ぶプロローグの演出、そしてターバンを取り入れたフィナーレの群舞が特に印象に残っていますね。
衣装や音楽にタイらしさをふんだんに取り入れているにも関わらず、宝塚らしさを感じたことに驚きました…!
意外に宝塚×タイは相性が良いのかも?!
珠城りょうさんは豪華絢爛な場面よりも、黒いシャツ一枚で踊るバーの場面のように、シンプルな方が似合っていたなぁ。
タイらしさという点で言うと、珠城りょうさんの持ち味では無かったかもしれませんが・・・。
しかし、男らしいダンスナンバーなどもたくさんあります。
なので珠城りょうさんの魅力半減…とまでは思いませんでした。
一方、美園さくらさんはタイのイメージがとてもよく似合っていましたね!
男役を率いて歌う場面がかなりカッコよく、ショースターとしての一面が存分に発揮されていたのがとても良かったと思います。
他の月組の方々にもそれぞれ見せ場があり、全体としてかなり見応えのあるショーになっていると思います!
珠城りょうの宝塚の舞台動画をスマホで見る方法
珠城りょうさんの舞台の感想を書くにあたり、いろいろ思い出していたら舞台の動画を見たくなりました。
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珠城りょう Voice Message Collectionです!
珠城りょうさんの声で
・時間だよ
・やっと起きたね
・行ってらっしゃい
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